ボトルシップ研究会の活動
ボトルシップ研究会では、2011年2月19日に研究会を発足させましたが、まず最初に参加者共通の知識を得るために『ドイツ兵士の見たニッポン 習志野俘虜収容所1915-1920』(丸善ブックス)を読みあうことにしました。各章のまとめを発表し、疑問点などを議論しました。現在は第二クールに入り、参加者が個人的に関心のある問題を調べ、発表する段階にあります。
もちろん、そうした作業を積極的にする方もいれば、発表を聞きながら疑問点を質問するだけの方もいます。また、皆さんの意見を聞きながら知識を整理し、ご自分の問題が熟成されるのを待っている方もいます。なんのオブリゲーション(義務)もあるわけではありませんので気軽に参加してください。
ときには「課外活動」として、かつてドイツ人兵士たちが歩いた道をみんなで散策する会も行われています。「板東俘虜収容所」(徳島県)の跡や同地のドイツ館を訪ねたり、日独が戦った元ドイツ租借地の「中国・青島(チンタオ)」に旅行をしようという案もでています(もっとも後者は現在の情勢から当分難しくなっていますが)。写真は、折悪しく欠席者の多かった会のもので、会場は船橋市海神公民館です
ボトルシップ研究会開催一覧表
回数
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日時
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内容(テーマ)
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発表者
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教材・参考資料
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場所
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1
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2011年
2月19日
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宗宮会長挨拶
宗宮会長プレゼンテーション
出席者自己紹介
今後の進め方:まず、共通の知識の基盤を作るため『ドイツ兵士の見たニッポン』(丸善ブックス)を読みあうことに決定。
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宗宮会長
出席者全員
須古正恒
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*会長プレゼンテーション用資料
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船橋市
高根台公民館
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2
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4月16日
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*日本とドイツ、日本とオーストリア
*青島の戦い
*習志野とドイツとの係り
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小野寺輝孝
川口正光
友納善信
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*『ドイツ兵士の見たニッポン』
*同上
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船橋市東部公民館
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課外1
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5月21日
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JR津田沼駅~習志野俘虜収容所跡まで大行進
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11名参加
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*資料あり
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東金街道、実籾街道
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3
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6月18日
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*浅草、静岡、福岡、大分への収容
*第4章(1)規模
(2)日常生活
(3)労働
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須古正恒
須古正恒
近藤 宏
北村侑三郎
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*『ドイツ兵士の見たニッポン』
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船橋市東部公民館
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4
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8月20日
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*第4章(4)文化活動
(5)~(9)スポーツ~スペイン
風邪の流行
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須古正恒
里見靖男
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*『ドイツ兵士の見たニッポン』
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船橋市中央公民館
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5
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10月15日
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*ユーバーシャール博士について
*第5章 帰国
*第6書 その後の日々
*第7章 ドイツ兵の墓
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平尾名誉会長
須古正恒
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*資料あり
*『ドイツ兵士の見たニッポン』
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船橋市中央公民館
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6
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12月17日
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*第二部 捕虜の日記から
*習志野俘虜収容所についての研究方針
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須古正恒
栗原久定
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*『ドイツ兵士の見たニッポン』
*資料あり
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船橋市中央公民館
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7
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2012年2月18日
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*千葉県日独協会HP作成について
*当研究会のテーマ等について
*習志野俘虜収容所研究方針案
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宗宮会長・
須古・安田
田中正延
栗原久定
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*資料あり
*資料あり
*資料あり
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船橋市海神公民館
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8
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4月21日
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*習志野俘虜収容所関係の当時の新聞報道について
*2012年度ボトルシップ研究会研究テーマについて
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須古正恒
須古正恒
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*資料あり
*資料あり
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船橋市中央公民館
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課外2
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5月13日
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習志野俘虜収容所~稲毛浅間神社まで
遠足
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6名参加
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*資料あり
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実籾街道、東京
街道
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9
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6月16日
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習志野のハム・ソーセージについて
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里見靖男
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*資料あり
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船橋市海神公民館
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10
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8月18日
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ドイツ式器械体操について
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須古正恒
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*資料あり
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船橋市海神公民館
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11
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10月20日
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*ユーバーシャー博士について
*第1次世界大戦日独戦争
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里見靖男
須古正恒
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*資料あり
*資料あり
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船橋市中央公民館
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12 | 2012年12月22日 | *ユーバーシャー博士について(続) *西郷寅太郎について |
里見靖男 宗宮好和 |
*資料あり *資料あり |
船橋市薬園台公民館 |
13 | 2013年2月16日 | *ユーバーシャー博士の遺品(写真) *西郷寅太郎について(続) *習志野俘虜収容所調査報告 |
里見靖男 宗宮好和 栗原久定 |
*資料あり *資料あり |
船橋市高根台公民館 |
14 | 2013年4月20日 | 未定 | 未定 | 船橋市高根台公民館 |