千葉県日独協会の歩み
1. 設立の経緯・目的
当協会の設立は26年前の1995年11月19日、駐日ドイツ大使デイークマン博士(当時)参列のもと開催された「ドイツ兵慰霊碑建立40周年記念式典」に遡る。 現在の習志野市には第一次世界大戦時ドイツ人将兵の俘虜収容所があり、約1,000名が収容されていた。 しかしその内30名は当時猛威をふるったスペイン風邪等のため二度と祖国の地を踏むことなく死去し、その慰霊碑が1955年船橋市営習志野霊園に建立され爾来40年間大切に祀られてきた。その40周年を契機に千葉県にも日独両国間の友好親善を一層深めるため日独協会を作ろうとの機運が高まり、1996年6月 1日に「千葉県日独協会」が設立された。 以後毎年当協会ではドイツ大使や武官ご臨席の下、ドイツ国民哀悼の日に合わせて、ドイツ軍人慰霊祭を厳粛に執り行っている。
2. 会員の状況
名誉会長 | : | 平尾浩三 (東京大学名誉教授)、宗宮好和(千葉大学名誉教授) |
会長 | : | 金谷誠一郎 |
会員数 | : | 122名 (内学生会員3名、法人会員4社、2022年4月現在) |
3. 会の活動(2020/21年は、新型コロナ感染予防のため、休止中或いは規模縮小又はオンライン中心)
- ドイツ軍人慰霊祭:毎年11月ドイツ国民哀悼の日に習志野霊園にて開催 (2021年は10/24予定)
- 講演会:新春講演会、総会記念講演会、その他ドイツ関連諸講演会を開催
- ドイツ文化勉強会:ドイツ旅行、ドイツ語講習会(オンライン)、シュタムティッシュ(オンライン)等を実施
- 日本文化紹介:ドイツ人留学生、研修生のホームステイ、ホームパーテイー等を実施
- 学生交流支援:ドイツ人学生短期研修支援
- ボトルシップ研究会:習志野俘虜収容所及び俘虜の追跡調査・研究
- 協会通信”Die Eiche”発行(隔月)、ホームページ http://jdg-chiba.com/
- 会員親睦行事:ビール祭り、クリスマス・忘年会には、毎年50名近くのドイツ大好き会員が集結。 ドイツ料理やビール・ワインを堪能し、締めはいつも参加者全員でドイツリートの大合唱。 ドイツ料理食べ歩き会他多数
4. 最近の主要行事
- 2020年9月、ボトルシップ研究会による 「エーリッヒ・カウルの日記」の翻訳が完成しHP上に公開。
- 2020年10月、「オンラインドイツ語講座」:テキストElke Heidenreich著 「Nero Corleone」
- 2020年11月、第26回ドイツ軍人慰霊祭開催。ドイツ大使館武官室よりキーゼヴェッター大佐ご臨席
- 2021年1月&8月、「オンラインシュタムティッシュ」:「ドイツのクリスマス」、「ドイツ語初級日常会話」
- 2021年5月&9月、オンライン食文化講演会「オーストリアからマールツァイト」を日墺文化協会と共催
- 2021年6月、創立25周年及び日独交流160周年の記念行事としてオンラインZoom懇談会開催
- 「協会の未来」や「日独交流」について、ドイツから参加した元千葉大留学生10名と活発に意見交換
- 2021年7月、千葉県国際交流協会主催の「国際フェスタ千葉」にオンライン参加 同フェスタのホームページ上に千葉県日独協会の活動の様子を紹介した動画を掲載
- 2021年10月、25周年記念特別号「Die Eiche vol. 133」発行 総集編Ⅰ(2006年、10周年)、総集編Ⅱ(2016年、20周年)に続き第3弾
5. 千葉県日独協会へ入会ご希望の方、及び、ご興味のある方は、メール(info@jdg-chiba.com)または事務局(047-385-1456 / 080-3416-7827)への電話にてご連絡願います。
(April 2022)